すでにペン入れもして、締め切りに間に合わせた
原稿に、「SPA!」編集部は次から次にイチャモンを
つけ、その上、男系派の政治家をまとめている
国会議員の本も扶桑社から出している、その国会議員
(青山)が怖いと言うので、昨夜、権力者に迎合した
修正までしてやった。
批判禁止は雑誌の執筆者だけではなかった。
扶桑社から本を出している者にまで批判禁止になって
いるらしい。
これじゃもう誰も批判できなくなるのではないか?
もうこれで終わりかと思っていたら、まだこのまま
じゃ掲載できないと、今日、「SPA!」編集長とその上の
幹部と担当が仕事場にやってくる。
締め切りから4日も過ぎてるのに、今から幹部と
話し合って、間に合うのか?
まさか31日発売の号では、すでに原稿を落としてやる
つもりじゃないだろうな?
普通、原稿に修正が必要な場合は、わしがペン入れ
を始める前、コンテを渡したときに修正希望の指摘を
するもんだ。
原稿が完全に上がって、締め切りに間に合わせ、
編集者に渡した後で、イチャモンつけてくるとは、
嫌がらせしてるのか?
他の出版社の編集者に聞いてみて欲しい。
「修正の指摘はコンテの段階でやって、話し合う
のが普通です。完全に完成して、締め切りに間に
合わせたあとに、修正を要求するのは、異常です。」
と必ず言うから!
「FLASH」の場合は、コンテの段階、ペン入れする
前に、担当氏が神経質すぎるくらいの指摘をする。
それでいつも担当氏とわしは議論になる。
はっきり言って、神経質すぎてウザイ。
それでも完成原稿にイチャモンつけることはない
から、これでいいのだ。
「SPA!」の場合は完成原稿にイチャモンつけて、
酷い場合はボツにする。
わしの半世紀にわたる漫画家人生でも、ここまで
侮辱的な扱いを受けたことがない。
男系派の諸君は「SPA!」に感謝するがいい。
わしは妨害だらけの中で、辛抱してストレス溜めて、
描いている。
決して優遇はされていない、どんなに扶桑社に利益
をもたらしても、屁とも思われない境遇で、描いて
いる。
そして、昨夜、この問題の原稿を自ら修正した。
完成した絵には手をつけず、ネームだけを修正した。
批判された者が、文句をつけてくる可能性を完全
に封じた。
もしこれでもダメだと言うなら、連載を止めるしか
ない。
また扶桑社を去るかもしれない。
描きためて某出版社から単行本を出すか?
『ゴー宣』を連載させてくれる週刊誌が現れたら、
そちらに移籍するしかない。
週刊連載がわしは一番、力を発揮できるのだが。
今日、わしの運命が決まる。
結果はあとで発表する。